無印良品の家ってどんな住宅?気になる坪単価と11の特徴

無印良品といえば、生活雑貨や家具、衣料、食料品などを取り扱う有名ブランドです。

「無印良品の家」は、株式会社MUJI HOUSEが運営する住宅ブランドで、株式会社良品計画の連結子会社になります。

無印良品の家は、日本の家が本来持っていた良さを残しながらも、今の時代にマッチした住まいづくりを行っています。室内は仕切りのないひとつの空間になっており、家族同士が空間を共有でき、家族の気配を感じながら住むことができます。

また無印良品の家は、サイトに建物本体価格を掲載しています。本体価格を公表している住宅メーカーは意外と少なく、このあたりでも差別化を図っています。様々なパターンの間取りや広さがあり、ひとつひとつ価格の確認をすることがきます。

無印良品の家は直営店とFC店があり、各地域で契約を結んだ工務店が建築をしています。

坪単価

坪単価の平均的な相場は60万円~80万円になっています。

それでは無印良品の家の特徴を見ていきましょう。

基本的な構造や性能

1.SE構法(木造ラーメン構法)

無印良品の家に用いられている「SE構法」は、学校の体育館などの大規模建築物に使われている構造計算を、一般住宅に応用したものです。間仕切り壁を必要としないので、自由な空間を演出するこができます。

SE構法では強度の高い集成材を使用し、柱と梁を「SE金物」でつなぎ合わせています。
SE金物は、自動車のボディの底にも使用されており、カチオン電着塗装で高い防錆力を持ち合わせています。

2.高気密・高断熱

無印良品の家では「ダブル断熱工法」を採用しており、「断熱等性能等級4」を獲得しています。
これは構造体の外側を断熱材で覆い、内側に断熱材を充填する工法です。

これにより、建物の壁内の結露発生を抑制し、建物の劣化と断熱性能の低下を防ぐことができます。それに加えて、窓には断熱サッシ(アルミ樹脂複合サッシ)とトリプルガラスをあわせた「高性能ハイブリッド窓」を採用することで、結露の発生を防いでいます。

3.基礎

無印良品の家で採用されている基礎は「鉄筋コンクリートのベタ基礎」です。ベタ基礎は地盤に接する面が大きい為、建物全体の荷重を受け止め、偏りや集中を分散させることができます。さらにコンクリートの下に防湿シートを敷いて、防湿効果を高めています。

また、「基礎断熱工法」を採用し、基礎の立ち上がり部分に断熱材を張っています。これにより床下の結露や木材の腐食を防ぐことができます。外気の影響を受けないため床の温度が、夏は冷たく、冬は冷たさが和らぐ効果があり、省エネ効果も期待できます。

4.通気工法

湿気や建物の劣化対策として、「外壁通気工法」を採用しています。これは外部との温度差による壁内の内部結露やカビの発生を抑えるための工法です。壁内で湿気がたまり内部結露が起こると木材を腐食させたり、カビが発生することで室内環境にも影響がでます。

外壁通気工法の仕組みですが、まず外壁材の下面の換気口から外部の空気を取り入れます。取り入れた空気は外壁材と外断熱材の間の「通気層」を通ります。空気は上下の温度差や気圧の差によって上昇し、壁内の湿気も一緒に運びます。湿気を含んだ空気は軒裏から取り入れた空気とともに、屋根にある棟排気口から排出されます

これにより壁内の湿気を取り除くことができ、耐久性に優れた住まいづくりが可能となっています。

5.シックハウス対策

仕上げ材、下地材、集成材などすべてに、ホルムアルデヒドの放出が最も少ない材料を使用しています。「ホルムアルデヒド対策等級3」を獲得しています。

6.換気

換気は第3種計画換気システムを採用しています。これは給気側を自然換気、排気側を機械で排気するシステムです。

各居室に取り付けたフィルター付きの給気口から、外部の空気を取り入れ、トイレや洗面所、クローゼットなどにある排気口から空気を24時間排気し、室内の空気を新鮮に保ちます。

給排気がともに機械式(第1種換気)に比べて電気代が安くなるメリットがあります。

7.全棟温熱シミュレーション「+AIR」

「+AIR」とは、家を建築する土地の日差しや風の入り方を調べ、建物全体の室温がどうなるのかを事前にシミュレーションして、それぞれの住まいにあった快適な空間を提案するシステムです。

無印良品の家では建設するすべての建物に温熱シミュレーションを実施しています。
つまり、家の快適性を「温熱性能」として数値化しプランに反映させるのです。

調査方法は、アメダスデータをつかい、建築予定地で風が最も吹きやすい方位、頻度、風速、月ごとの降水量や気温などを調べます。また日射シミュレーションにより、季節ごとの日当たり具合を検証します。
このデータから得られる室温や空気の流れによって、住宅の間取りや窓の配置を決めていきます。

さらに、家族構成や1日の在宅時間から室内の冷暖房エネルギー量を計算。
実際にかかる費用や節約の仕方をアドバイスしてくれます。

また、できるだけエアコンに頼らないように、外部スクリーンやロールスクリーンなどを付けて、日中の温度上昇を抑える方法や、庭に木を植えることで、室温の調整をする方法も提案してくれます。

8.商品

・木の家
木の家では、吹き抜けを中心とした仕切りのない大きな空間になっています。
SE構法のメリットを生かした大きな窓が特徴的です。

木造でありながら壁が少なく、広い空間を演出することに成功しています。
広い空間はパーテーションや家具などで仕切ることができます。

木の家に使われている外壁は「ガルバリウム鋼板」になっており、軽くて丈夫で、錆びにくい特性をもっています。
また見た目にもモダンでおしゃれな印象があります。

外観で特に目を引くのは、深い軒とそれを支える鉄柱です。
軒が深い理由は、直射日光を遮り、自然な光をコントロールするためです。
室内の温度調節や冷暖房の負荷を抑える役割をしています。

また軒下の1階にはウッドデッキが用意されており、太陽の光の照り返しや夜間の放熱を防いでいます。
材料は耐久性の高い天然無垢木材を使用しています。

木の家はデザインもさることながら、機能性も備えた造りになっています。

室内は壁紙ではなく塗り壁を採用しています。塗り壁に使われている「AEP塗装」は、何度でも塗り替えが可能で、有機揮発性の有害な物質は一切含んでいません。

また、部屋の雰囲気を変えたくなったら、色を塗り替えることができます。
壁紙のように貼り替え時に廃材がでないので、環境にも配慮されています。

木の家で特徴的なのは、室内の壁の柱が覆われず、露出した状態になっているところ。
これを「真壁」といいます。

日本家屋では主に和室に用いられていますが、洋室が主流の最近の住宅では、殆ど見かけなくなりました。
木の家では「美しい木造の構造を見せる」というデザイン面でのこだわりから、あえて真壁にしています。
通常の洋室とは違った、どこか深みのある雰囲気に仕上がっています。

収納にもオリジナリティが溢れており、クローゼットや物入れといった収納類が最初から用意されていません。

引き戸がついたスペースがあり、住む人が好きな家具を使って、アレンジができるようになっています。
引き戸は天井の高さまであり、大きな家具でも設置することができ、空間を広く使うことができます。
ここに無印良品の家具を設置すると、一体感が出てとても良い雰囲気になりますね。

他に特徴的なのは、玄関の土間が広くとられており、コンクリートで仕上げられています。
コンクリート土間は汚れが目立たず、掃除がしやすいのがメリットで、自転車や観葉植物、サーフボードなどを置くことができます。

「木の家」の柱や梁、塗り壁、無垢材のフローリングは経年変化と共に味がでてきます。
子供さんの成長とともに、家に味わいが出てくるなんて、とても素敵ですね。

・窓の家
「窓の家」はイギリスのコッツウォルズ地方にある三角屋根の家がモチーフになっています。
この家の形と窓を日本の風土にあわせて建築したのが窓の家です。

窓にはフレームのないピクチャーウィンドウが採用されており、屋外の風景を1枚の絵画のように取り入れることができます。
このあたりにも無印良品の家のこだわりが見えますね。

真っ白な外観が特徴的で、外壁はホワイトの窯業系サイディングになっています。

室内は塗り壁、珪藻土入りせっこう系塗り壁材です。
壁紙の場合、経年劣化で生地の継ぎ目がくっきりと出る場合があります。
しかし、塗り壁の場合はこの心配がいりません。
また塗り壁には、湿気を吸い水分を放出して、室内の湿度を一定に保つ役割もあります。
そのほかに多孔質の珪藻土には、空気中の有害物質や嫌なにおいを吸着する働きもあります。

窓の家では、インナーバルコニーやインナーテラスを設けることで、夏の強い日差しをカットし、冬の低い日差しを取り込めるように、日射対策がされています。

1年を通して心地よい暮らしをおくることができる住宅になっています。

・縦の家
縦の家は都会の狭小地に建てることを前提とした都市型住宅です。
壁やドアに仕切られず、空間を最大限に活用することにより、開放的な室内になっています。

室内は3階まで吹き抜けになっており、天窓を設置すれば光が1階まで差しこみます。
部屋の構成は吹き抜け階段を中心とした、「ポーション」と呼ばれる6つの空間からなり、各部屋を自由自在にデザインすることができます。

例えば1つのポーションを納戸にしたり、子供部屋、リビングに変えることもできます。
積み木のような感覚で、部屋を組み替えることができるのは斬新ですね。

また、縦の家は正面の外壁が樹で造られており、木製のドアを取り付けています。
都会でも木のぬくもりを感じることができ、築年数が進むにつれて風合いが増し、落ち着いた雰囲気になっていきます。

さらに縦の家では、断熱スクリーンがあらかじめ設置されているため、カーテンが必要ありません。
また、階段の踊り場の壁はすべて棚になっており、書棚にして階段をベンチ代わりに読書も楽しむことができます。

小さなお子さんが喜びそうな家づくりになっていますね。

9.アフターメンテナンス・サポート

引き渡し後、6ヶ月、1年、2年、5年、10年の合計5回の定期点検を実施しています。

それ以外に、住宅を賃貸にして貸し出すサポートも行っています。
転勤による家族の引っ越しなどの理由で、家を空ける必要がでてきた場合、その期間を賃貸にして家賃収入を得ることも可能です。

その場合、一般社団法人移住・住みかえ支援機構(JTI)がサポートを行い、一時的に住宅を借り上げて転貸し、得られた家賃収入を住宅ローンの返済にあてることができます。

10.保証

保証期間は住宅の基本構造部分の瑕疵担保責任10年間と地盤保証10年間があります。

その他にSE住宅性能保証制度で、住宅の基礎と構造躯体、金物の不具合が原因で、住宅に損傷が起きた場合、完成引渡し後から10年間の無償保証があります。

11.長期優良住宅

無印良品の家は、長期優良住宅の認定基準に標準仕様で対応しており、追加費用なしで優遇処置を受けることがきます。長期優良住宅には補助金、住宅ローン減税、税金の控除などの優遇制度があり、様々なメリットを受けられます。

まとめ

 

無印良品の家はとても個性的で、「スプーン1本から家まで」といわれるとおり、まさに無印良品づくしのシンプルな生活が満喫できます。

木がもつ温かみや味わいを存分に表現しながら、デザイン性にこだわり、暮らす人の住み心地まで徹底的にこだわりぬいた住宅になっています。

太陽の光や自然の風、緑に囲まれた環境。日本の家が本来持っていた良さを思い出させてくれます。

注文住宅の検討をする時には、第一歩としてハウスメーカーや工務店のカタログ集めから始めましょう。

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後から後悔しないよう、メーカー選びの第一歩『カタログ集め』は必ずしておくことをおすすめします。

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