建売住宅は日当たりが悪い?日当たりの良い家を買う為の15つのチェック項目

建売住宅の購入を決める条件には「日当たり」がありますね。

「日当たりがいい住宅の購入はどのようにチェックをすればいいか教えて欲しい」

「日当たりを気にしているが、それだけでいいのか」

日当たりのいい住宅で家族全員が明るく幸せにすごしたいと願う気持ちはだれもがあるでしょう。

しかし、それ以外でもチェックするポイントがあります。

今回の記事では、

「日当たりのよい住宅の条件」

「日当たりとあわせてチェックが必要なこと」

の2点を14のチェックポイントでお話をしていきます。

この記事を読んでいただければ

「ライフスタイルにあった住宅選び」が明確になりますので、ぜひ参考にしてください。

それではまいります!

日当たりが良い住宅購入15のチェックポイント

建売住宅で日当たりのいい物件を望まれる方が購入を検討するにあたって何をチェックすればいいか?

日当たりの良い安全な建売住宅が購入できるチェックポイントを整理しました。

1.日当たりは近接住宅との距離が関係する

建売住宅は複数棟が一斉にハウスメーカーや工務店が建てて分譲住宅として販売します。

土地を区分けしてそれぞれの土地に番号が振られて、その番号にどのような住宅が建てられるのか設計図やイメージ図があるか、建てられた家の2つのケースがあります。

建ぺい率(土地に対して建物の割合)があるので区分けした土地を100%使用して住宅がたつことはありません。※古い住宅には100パーセントもある。

購入予定の建売住宅と隣接する住宅の距離がどれだけ近接しているのかをチェックすることで日当たりがどうなるかわかるのです。

2階建ての住宅であれば周辺距離が約7メートル、3階建てであれば約10メートルあれば、隣接している住宅の影になって日当たりが悪くなることはありません。

イメージ図だけであれば分譲住宅で案内している営業マンに住宅間の距離について聞けば、日当たりがどうなのかチェックできます。

2.日当たりを気にするなら低層地域?

テレビや映画などで見たことがあると思いますが、分譲住宅でもひとつずつの家が広い土地で大きい建物、生活道路といっても幅が広く街並みも整備されている。

この近隣には高い建物はありません。

これは建築基準法で決められているものではなく、分譲している会社が景観を意識してそのような住宅街にして販売しているのです。

分譲住宅で低層地域だからと日当たりはいいはずと思うでしょうが、そうとは限りません。

建築基準法の用途地域に低層地域と呼ばれるのが、第一種低層住居専用地域・第二種低層住居地域とあります。

この2つの低層という言葉から低い高さの住宅だけが建てられるイメージになりますがマンションも建築できるので、低層地域イコール日当たりがいいにはなりません。

用途地域については下記の記事で詳しく解説をしています。

関連記事⇒用途地域とは?プロが教える家を建てる時の用途地域の重要性と土地選びのポイント

3.住宅の向きによって日当たりはかわる


建売住宅の向きが東西南北どの向きになっているかによって日当たりは変わります。

最も日当たりがいいのは南向きで、南の土地が広ければ南側に面している部屋の日当たりはよくなります。

つぎに日当たりがいいのが東向きで、東向きは午前中の日当たりはいいですが夕方は薄暗くなります。

3番目に日当たりがいいのは西向きで、午前中の日当たりはよくありませんが午後から日が入ってきます。

夕方は西日が入るので、夏場は西に面している部屋の温度は上昇して暑くなるのです。

最後の北向きは、日当たりはよくありません。

ここ数年夏の暑さは異常で、日当たりより部屋の気温上昇をおさえて冷房にかかる費用節約ができる北向きを選ぶ人もいます。

4.購入前に時間をとって現地で日当たりをチェック

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日当たりは、建売住宅の東西南北の向きだけで日当たりは一定にならないので良いかどうかの判断はできません。

東西南北の向きや春夏秋冬、時間などを考慮して日当たりの判断か必要になるのです。

季節ごとに見学はできないので、季節によって日当たりがどう変化するのか現地にいる営業マンに聞いてください。

日当たりの時間変化については、朝昼夕方の3回は現地をみたほうがいいでしょう。

5.間取りによっても日当たりはかわる


建売住宅が南向きであっても、部屋の間取りによってはまったく意味をなさないこともあります。

たとえば、日当たりが悪くても問題ないトイレや洗面所、風呂場を南側にもっていくと日当たりの効果はでないでしょう。

家族全員で過ごすリビング・ダイニングが南側や南東側に面して、東側はキッチンでトイレや洗面所・風呂場は北側にします。

2階は夫婦の寝室は落ち着く北側にして、成長期の子供は南側にして太陽光を浴びる環境にするのです。

このように部屋の間取りもよく考えないといけません。

6.近隣に高い建物が建つ予定はないかチェックする

低層地域のところで少し触れましたが、土地は建築基準法で用途が決められています。

第一種低層住居専用地域であっても、住宅だけでなくマンション・学校(幼稚園・小学校・中学校・高校)・図書館などの建設は可能になります。

つまり、現在の分譲住宅だけで日当たりは判断できないのです。

将来、周辺の空き地にマンションが建設されるかもしれません。

そうなったら、日当たり重視で購入した建売住宅がマンションの影になってしまうことだってあります。

建売住宅で日当たり重視であれば周辺に空き地はないか、古い住宅で高齢者が住んでいるエリアはないかなどチェックが必要です。

不動産デベロッパーは大規模開発としてマンション建設のためエリアすべてを購入するのです。

また、建売住宅を販売している土地がすべてうまっていないときも注意が必要でしょう。

人気のない土地は長期に在庫としてハウスメーカーが所有することはありません。

売れないと判断すれば不動産会社に販売を委託します。

そうなれば空いている土地に、分譲している同じハウスメーカーの2階建が建つと思っていても3階建ての住宅が建ったりするのです。

そうなれば日当たりは変わってきますね。

7.南向きの日当たりってどうなの?


南向きの建売住宅の日当たりはいいが、その他ではどうなのかです。

日当たりだけで本当にいいのか、その他にオチはないのかも検討する必要があるのです。

現地で日当たりチェックでも触れましたが、北向きは夏場の冷房費は節約できます。

反対に位置する南向きは日当たりがよく太陽のひかりが多く入ってくるので、日中の照明使用時間はほとんどありませんが、冷房費はかなり高くなるでしょう。

南に面している部屋の日焼けも発生するので、日中は遮光(しゃこう)カーテンを使うことになります。

南向きは南側の土地が広めになって庭をつくり、洗濯物も南側に干すようになりますが、南側に面した道路から洗濯物やリビングは丸見えになってしまうのです。

南向き住宅に人気はありますが、購入価格から見ると人気の物件で北向きに比べると約1.1倍は高くなります。

日当たりはいいが、購入価格と維持費は高いのです。

日当たりのチェックはここまでで、ここから日当たりとあわせてチェックして欲しい項目を紹介します。

8.日当たりより海抜

海抜は満潮時の海水の面より低い場所のことです。

海の景色が見たい人にとっては海岸沿いの家にしたいと考えるでしょうが、高潮による洪水や地震により津波などが発生するかもしれません。

海岸以外だから問題ないと思っていても、実際は埋め立て地帯で液状化しやすい地盤ということもあります。

地震が多い日本では海抜はきちんとチェックが必要でしょう。

9.日当たりより近くの川


川の近くは虫が多くて湿気もあるから、日当たりがよくてもダメだというのではありません。

2018年は台風が多く岡山県倉敷市真備町はあの豪雨でたくさんの住宅がつかり多くの死者がでました。

原因は近くの川が決壊して大量の水が流れて町を飲みこんだからです。

国土交通省のHPでは下記の資料で当時の水害についてまとめられています。

参考⇒資料2-1 平成30年7月豪雨災害の概要と被害の特徴|国土交通省

倉敷市では川に問題があることは認識していて、2019年から10年間をかけて改善するプロジェクトがスタートする予定でした。

そこに想定外の大雨で決壊になったのです。

どの家も住宅の近くに川はありますが、どのような川なのか氾濫することはないのか、工事の予定はないのかチェックはしましょう。

10.日当たりより周辺土地の高さ

分譲している建売住宅は平な場所だけとは限りません。

山を切り崩している分譲地は、建売している住宅の土地の高さがまちまちになっているところもあります。

建売住宅だけをチェックしていたら気づかないのですが、土地の高さについてはよくチェックしてください。

建売住宅が密集しているところで台風や大雨で想定以上の雨量が降れば、下にある建物の近くの排水に集中します。

排水が間に合わず水はけが悪くなると、下の建売住宅は浸水するのです。

西日本豪雨災害で大きな被害だけが報道されていましたが、この現象はたくさんの住宅で発生していました。

自分の家の車だけが浸水して使い物にならなくなったとか、床下浸水したとかがあったのです。

分譲地の建売住宅は高い土地の住宅を購入しましょう。

また、注文住宅を選択することで希望にあった土地に家を建てることが出来る可能性もあります。

詳しくは注文住宅と建売住宅の比較記事を参考にしてください。

関連記事⇒注文住宅VS建売住宅 !プロが教える違いや比較とメリット・デメリット

11.日当たりより近くに山はないか

山の麓や山に囲まれている谷などは、地震や大雨で土砂崩れの心配があるので住宅地としては適していません。

日当たりがよくても山の麓と谷は避けてください。

地震だけであれば耐震構造で対策ができても、土砂崩れの対策はできません。

12.日当たりより地盤


耐振対策をしている建売住宅だから地震に万全かというとそうではありません。

揺れで建売住宅が倒壊・崩壊することはなくても、地盤が強くないと家は傾いてしまい、地震がおさまったあと生活ができない状況になるのです。

また、川の近く・海岸沿い・埋め立て地帯・もともと池や沼があった場所は、地震発生で地盤が緩み液状化することもあります。

日当たりがいい建売住宅であっても、住めなくなったら元も子もありません。

13.日当たりより住居用地域

建築基準法の用途では、第一種低層住居専用地域や第二種低層住居専用地域があると「日当たりを気にするなら低層地域」のところでふれましたが、その他の用途もたくさんあります。

用途が商業地域の近隣の住宅であれば、騒音問題も注意する必要があります。

また、商業地域では映画館・百貨店・パチンコ店・遊技場・繁華街だったら風俗関係のお店もあるでしょう。

日当たりがよくても住居としてはあまりよくない環境になるので、とくに小さい子供がいる方は避けたほうがいいでしょう。

14.駅からのアクセスは日当たりより重要?

建売住宅は、街の中心では販売されることはありません。

郊外で分譲されますが、アクセスについては十分検討が必要です。

夫・妻の通勤時間、子供が学校にいくまでの経路と通学時間などは毎日発生する時間です。

距離が長いと1日のほとんどの時間が移動時間になってしまうのです。

日当たりを優先したが住宅ですごすことはほとんどない。移動時間が大半だったということにもなります。

スーパー・医療など周辺環境までの距離がどれくらいか利便性をチェックしましょう。

郊外の分譲地では駅までのアクセスが悪くなるので車も必要で、住宅ローン以外にコストがかかってしまうのです。

車を持つと車購入費用・自動車保険・自動車税なお金がたくさんかかります。

1台の車を一生つかうことはできないので何年かおきに買い替えることにもなるでしょう。

むかしは「家は3階建てないと理想の家にならない」と言葉がありました。

しかし、いまの時代は現実的ではありません。1回購入したら一生住み続けるのが普通です。

そう考えると高齢者になると車は運転できない状態になるので駅にできるだけ近い建売住宅がいいでしょう。

15.日当たりよりライフスタイルにあわせる


家族の年齢や仕事などライフスタイルから建売住宅を選ぶことが重要です。

30代夫婦と赤ちゃんがいる方や30代夫婦でこれから出産などの人は、日当たりは重要でしょう。

赤ちゃんがサンサンと太陽のひかりを浴びて元気に育って欲しいと願う気持ちは理解できます。

40代夫婦で子供は中学生か高校生になると、普通に考えると家に子供はあまりいません。

平日は学校のあとは塾か部活動で夜遅くなります。

夫も年齢的に責任あるポストになって出張・接待などで遅くなるでしょう。

つまり、日当たりがいいリビングにいるのは妻だけになるのです。

仕事がシフト勤務であれば、平日は朝と夕方しか子供と接しません。

週末の夜か休日しか家族団らんの時間はなく、日当たりのいいリビングを使う場面がないのです。

このようにライフスタイルによって日当たりがよくてもだれも家にいない。

もしくは猫か犬が日向ぼっこする場所の日当たりになるのです。

日当たりの良い安全な住宅まとめ

日当たりが良い住宅購入

・近接している住宅との距離
・低層地域でも高い建物はできる
・現地で日当たりは必ずチェック
・日当たりの間取りは重要
・近隣に高い建物が建たないかチェック
・家の向きにより日当たりはかわる

日当たりより重要なこと

・海抜は低いところにしない
・近くに川があるところは避けたい
・分譲地で最も高い土地を選ぶ
・山や谷は避ける
・地盤が弱いところは避ける
・周辺環境に問題があれば避ける
・駅からのアクセスは重要
・ライフスタイルを考慮した住宅

太陽のひかりは健康にも影響するので日当たりはとても大切ですが、トータルバランスで考えましょう。

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