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「デザイン性の高いおしゃれな家にしたい」
「家族のこだわりが詰まったマイホームで暮らしたい」
など、家族の好みやライフスタイルに合った、デザイン性の高い注文住宅にするなら設計事務所がおすすめです。
設計事務所であれば、工法や設備の制限もなく、条件の悪い敷地でも満足度の高いマイホームを実現できます。
しかし、設計事務所が必ずしも最適な選択とは限りません。
家づくりの要望や予算、状況によっては、ハウスメーカーや工務店を選んだ方が良い場合もあります。
そこで今回は、以下の4点について紹介しています。
- 設計事務所で注文住宅を建てるメリット・デメリット
- ハウスメーカー、工務店のメリット・デメリット
- 設計事務所・ハウスメーカー・工務店の違い
- 設計事務所の選ぶ際に大事なこと
この記事をご覧いただくことで、設計事務所を選びのが自分に合っているかどうか判断できますので、業者選びの参考にしてください。
また本文に入る前に、家づくりにおいて最も重要なことを伝えさせてください。
マイホームを建てたい!と考えたら、何よりも先に始めなければならないことがあります。
それは、「出来るだけ多くの住んでいる地域に対応している住宅メーカーの資料集めすること」です。
ここだけの話、家づくりで後悔している人のほとんどは、この「住宅メーカーの比較」を怠っていたというケースが非常に多いのです。
例えば、5,6社見ただけで住宅展示場で一目惚れした家に決めてしまったり、営業の人の話に流されてしまったり・・・。
ほとんどの人にとって家は一生に一度の大きな買い物。
後から、改築や建て直しをすることになり、何千万円もの損をしてしまう方も実際に存在します。
そんな失敗をしないためにも、事前に多くの住宅メーカーのカタログを集め1度は比較してみることが何よりもまず最初にやるべきことなのです。
「でも数多くある住宅メーカーからカタログを取り寄せるなんて、時間もかかるし面倒くさい」
ほとんどの人がそう思うでしょう。
そこでぜひ活用してほしいのが、SUUMOのカタログ一括請求サービスとNTTデータグループが運営する家づくりのとびら。
マイホームの建設予定地を入力するだけで、そのエリア対応の住宅メーカーのカタログをスマホから簡単に取り寄せることが出来ます。
SUUMOでは工務店を中心に、家づくりのとびらはハウスメーカー中心に無料で資料を取り寄せられます。
「予算的にハウスメーカーは厳しい。。。」
「絶対に知名度のある会社がいい!」
このように先入観を持つのではなく、まずは必ず1度出来るだけ多くの住宅メーカーに目を通して下さい。
最初は比較対象じゃなかった会社や、名前も知らなかった会社が実は自分たちにとってはベストな住宅メーカーだったという方は非常に多いです。
後から取り返しのつかない後悔をしないよう、面倒くさがらず資料を取り寄せてしまうことをおすすめします。
それでは解説を進めていきます。参考にして下さい!
もくじ
設計事務所とは~不動産のプロが特徴やメリット・デメリットを解説
設計事務所とは、「設計」と「工事管理」をおこなう事務所のことです。
デザインや設計の自由度が高いことが特徴で、それぞれの家族のライフスタイルに合わせたオンリーワンの家を建てることができます。
施工については、別の業者に依頼する必要があり、設計監理料などもかかりますが、こだわりの強い人たちが家を建てることが多いです。
設計事務所の5つのメリット
設計事務所で注文住宅を建てるメリットには、デザインの自由度の高さや施工管理などがあります。
以下のように、ハウスメーカーや工務店にはない多くのメリットを享受できますので、しっかりと把握をしてきましょう。
- デザイン・設計の自由度が高い
- 提案力があり悪条件にも対応できる
- 施工業者選びなどのアドバイスをしてもらえる
- 現場の施工管理をするため安心の品質
- 工法や設備の制限がない
それでは、1つずつ解説をしていきます。
1.デザイン・設計の自由度が高い
「設計事務所」だけあって、デザインや設計の自由度が高いのがメリットです。
デザインや間取りのオリジナリティーを求めるのであれば、ハウスメーカーや工務店よりも設計事務所に依頼した方がいいでしょう。
「他にはないような独創的なマイホームにしたい」
「注文住宅を建てるなら絶対にセンスのある家にしたい」
「吹抜けがありおしゃれなカフェのような雰囲気にしたい」
など、家族の好みやライフスタイルに合ったデザインの家を実現できます。
細部にまでこだわり抜いた家づくりをしたい人にとって、大きなメリットです。
2.提案力があり悪条件にも対応できる
設計事務所に注文住宅を依頼するメリットの1つが、提案力があり厳しい敷地条件にも対応できることです。
設計事務所であれば、以下のような困難な敷地条件でも、柔軟な発想で解決してくれます。
- 変形している
- 高低差がある
- 狭い
- 細長い
- 日当たりが悪い
土地代を安く抑えると敷地に難点があることが少なくありません。
そんなときでも、設計事務所であればその土地の特性を活かしたプランを提案してくれます。
土地探しについては下記の記事で詳しく解説をしています。
関連記事⇒理想の注文住宅を建てるために!土地探し方のポイントやその後の工程と流れ
3.施工業者選びなどのアドバイスをしてもらえる
設計事務所は、設計やデザイン、管理はおこないますが、施工は別の業者がしますので、建主が業者選定して依頼しなければなりません。
しかし、専門知識のない素人が業者選びをするのはなかなか難しいものです。
設計事務所は、施工業者選びをプロの目線からサポートし、見積もりが適正な内容かどうかもチェックしてくれます。
さまざまなアドバイスをしてくれるため、信頼できる業者に依頼でき、悪徳業者に騙されるのを防ぐことが可能です。
4.現場の施工管理をするため安心の品質
設計事務所で注文住宅を建てると、品質に安心が持てるのもメリットです。
なぜなら、設計事務所は現場の施工管理もしてくれるためです。
「適切な施工がされているか?」
「工事に遅れは出ていないか?」
など、設計事務所が現場で管理をして施工状態や進行をチェックしてくれますので、手抜き工事や欠陥住宅を防ぐことができます。
チェック機能が働き、安心できる品質の家づくりが可能です。
5.工法や設備の制限がない
一般的に、ハウスメーカーに注文住宅を依頼すると工法や設備に制限があります。
指定されている工法以外の方法で家を建てることはできませんし、不要だからという理由で標準仕様の設備を外すこともできません(オプション追加は可)。
また、工務店に関しても、設備は制限がないものの、木造軸組工法以外には対応できないところもあります。
設計事務所は、工法や設備の制限がないのがメリットの1つです。
居住者の予算・要望をもとに最適な工法や設備を決め、対応できる最適な業者に依頼をします。
「必ず●●にしないといけない」「▲▲は付けないといけない」といった制限がほとんどありませんので、さまざまな条件に合わせて臨機応変に対応可能です。
予算節約のために不要な設備を外すこともできます。
スポンサードリンク設計事務所の6つのデメリット
設計事務所のメリットだけでなく、コストが割高なことや工期が長いなどデメリットについても理解をしておくことが必要です。
ここでは、設計事務所で注文住宅を建てる際の6つのデメリットについて紹介しています。
- コストが割高
- 完成までに長い時間がかかる
- 規模が小さい
- 居住性に難がある
- 完成後のイメージがしづらい
- トラブル時の責任の所在があいまい
それでは、順に見ていきましょう。
1.コストが割高
設計事務所で注文住宅を建てる際のデメリットの1つが、コストが高いことです。
ハウスメーカーや工務店と違い、以下のように多額の設計監理料などがかかります。
価格が高くなると、住宅ローンの返済負担も大きくなるため、綿密な資金計画を立てたうえで購入しなければなりません。
資金計画については下記の記事で詳しく解説をしています。
関連記事⇒住宅購入の予算は必ずシュミレーションを!プロが教える予算決定の具体的な方法と流れ
設計監理料がかかる
ハウスメーカーで注文住宅を建てる場合も設計料がかかりますが、費用は工事費の2〜5%程度で数十万円ほどです。
設計事務所の場合は設計と管理をおこなため設計監理料が必要となり、工事費の10〜15%が相場と言われています。
仮に、3,500万円の住宅であれば350万円〜525万円ほどです。
また、これらはあくまでも相場であり、人気の高い設計事務所の場合は25%程度(875万円)かかることもあります。
デザインや部材にこだわるため材料コストが高い
設計事務所のコストが高い理由は、設計監理料だけではありません。
デザイン性にこだわった材料や特注品を使用し、ハウスメーカーのようにスケールメリットを活かして大量発注するわけではなく、一棟ごとに必要な材料を発注するため、自ずと材料コストが高くなります。
材料コストが高くなるため、工事費が割高になりがちです。
工期が長く仮住まいのコストもかかる
設計事務所で注文住宅を建てる場合、ハウスメーカーに比べて工期が長くなる傾向があります。
そのため、仮住まい費用などの諸経費もかさみます。
2.完成までに長い時間がかかる
設計事務所は、ハウスメーカーに比べて完成までに時間がかかるのもデメリットです。
間取りや住宅性能、仕上げ材など、細かい部分まですべて決めたうえで家づくりを始めるため、打ち合わせも非常に多く、家づくりに多くの時間を費やします。
また、設計事務所によっては多くの依頼を受けていて、数棟の設計を同時に進めているケースもあるため通常以上に時間がかかります。
ハウスメーカーの場合は、規格化・システム化により3ヵ月ほどで完成できますが、設計事務所の場合は、設計に半年、工事に半年ほどかかることもあるため注意が必要です。
※業者やプランにより異なります
注文住宅が完成するまでのスケジュールに関しては下記の記事で詳しく解説をしています。
関連記事⇒注文住宅の施工期間はどれくらい?注文住宅をつくる工程や期間、注意点
3.規模が小さい
大手ハウスメーカーの多くは上場しており、非常に規模が大きいので、よほどのことがないと倒産することがありません。
そのため、マイホーム入居後も困ったことがあればいつでも相談ができます。
しかし、設計事務所は個人経営であることも多く、決して事業規模は大きくありません。
営業エリアも限られるため、不景気になると一気に倒産リスクが高くなります。
仮に倒産してしまえば、入居後の相談はすべて別の業者にすることになります。
マイホームは何十年と暮らしていくものですので、困ったときにいつでも相談できるよう、業者が継続して営業していることも大事です。
4.居住性に難がある
設計事務所によっては、デザインに強くこだわりすぎる場合があるため注意が必要です。
居住者の要望や入居後の生活を優先するのではなく、設計者の作品として家づくりをしてしまい、非常に個性的な家ができあがることがあります。
このような家は、デザイン性は高いかもしれませんが、「暮らしにくい」「落ち着いて過ごせない」「家具が置きづらい」など、居住性に難があることが少なくありません。
デザインにこだわることは大事ですが、居住性よりデザインが優先されると快適な暮らしが損なわれてしまいます。
5.完成後のイメージがしづらい
設計事務所で注文住宅を建てるデメリットの1つに、完成後のイメージがしづらいことがあります。
ハウスメーカーで家を建てる際は、近くの住宅展示場でモデルハウスを見学したり、豊富なパンフレットやカタログを見て、仕様や広さ、雰囲気などを確かめることが可能です。
完成後のイメージがしやすいため、「イメージと違った」ということを少なくできます。
しかし、設計事務所の場合は住宅展示場もモデルハウスもありません。
また、パンフレットすらないケースもあります。
同設計事務所が建設した家を見学はできますが、まったく仕様や雰囲気が異なる場合もあり、必ずしも参考になるとは限りません。
完成後に「イメージと違った」となる可能性がありますので、十分に注意が必要です。
6.トラブル時の責任の所在があいまい
ハウスメーカーで注文住宅を建てる場合、入居後も長期にわたるアフターサービスが用意されていることが多くあります。
しかし、設計事務所の場合は用意されていることがほとんどありません。
また、設計事務所は、設計と工事が別になっているため、もし欠陥などがあった場合は、責任の擦り付けあいになることもあります。
設計事務所とハウスメーカーの違いとメリット・デメリット
ハウスメーカーのメリット・デメリットを知ることで、設計事務所とも比較がしやすくなります。
自分に合った業者選びをするためにも、ハウスメーカーの主なメリット・デメリットについて確認していきましょう。
ハウスメーカーで注文住宅を建てるメリット
ハウスメーカーは、以下のような大手住宅会社のことで、上場企業が多く資金力があり事業規模が大きいのが特徴です。
主なハウスメーカー
- 大和ハウス
- 積水ハウス
- セキスイハイム
- 三井ホーム
- トヨタホーム
規格化・システム化が進んでおり、自前の工場で部品をある程度組み立てたうえで現場へ運ぶため、着工から3ヵ月程度で家が完成します。
住宅展示場やモデルハウス、豊富なパンフレット、カタログなどもあるため、完成後のイメージを具体的に持つことも可能です。
最新の工法や設備を採用した高性能・高品質な家づくりができます。
各ハウスメーカーの坪単価や特徴については下記の記事で詳しく解説をしています。
関連記事⇒ハウスメーカーランキング2019【完全保存版】建築士がおすすめする39社
ハウスメーカーの4つのメリット
- 規模が大きいため倒産の心配が少ない
- 着工から完成までの期間が短い
- モデルハウスやパンフレットがありイメージしやすい
- 最新の工法・設備を採用している
ハウスメーカーで注文住宅を建てるデメリット
ハウスメーカーは、建築コストに加え、以下のコストもかかるため価格が高くなる傾向があります。
- TVCMやチラシなどの広告宣伝費
- 住宅展示場やモデルハウスの建設費・維持費
- 全国にある事務所の建設費・維持費
- 営業マンの人件費 など
ハウスメーカーの場合、注文住宅といっても規格化されている部分が多いため、デザインや設計の自由度はそこまで高くありません。
そのため、好みや要望を反映しきれない場合があります。
また、見積書に関しても、一式表示が多いため詳細を把握することが難しいため注意が必要です。
そして、「●●の工法で家を建てたい」「予算の節約のため標準使用の■■設備を外したい」など、要望を出したとしても通ることはありません。
ハウスメーカーが採用する工法や設備(オプションは可)を変えて家を建てることはできないため気をつけましょう。
ハウスメーカーの4つのデメリット
- さまざまなコストで価格が高くなる
- 規格化されているので自由度には限界がある
- 見積書の詳細がわかりにくい
- 決まった工法や設備は変えられない
工務店のメリット・デメリット
工務店には、設計事務所やハウスメーカーとは違った特徴・メリットがあります。
地域密着型の業者を選ぶ場合にはおすすめです。
ここでは、工務店で注文住宅を建てるメリット・デメリットについて見ていきましょう。
工務店で注文住宅を建てるメリット
工務店は、ハウスメーカーのような広告宣伝費やモデルハウスの建設費、営業マンの人件費など、多額のコストがかかりません。
そのため、ハウスメーカーよりも割安な価格を実現でき、住宅ローンの負担を抑えられます。
また、デザインや設計の自由度が高いため、自分たちの好みを反映しやすく、ライフスタイルに合った家づくりが可能です。
職人さんとコミュニケーションがとりやすいため細かな要望や相談もしやすく、地域密着型で手厚いアフターサポートを受けられるのが工務店のメリットです。
工務店の4つのメリット
- 割安な価格で建てられる
- デザイン・設計の自由度が高い
- 職人さんともコミュニケーションがとりやすい
- 手厚いアフターサポートがある
工務店で注文住宅を建てるデメリット
工務店は、設計事務所同様、全国規模のハウスメーカーと比べると事業規模が小さく、営業エリアも限定的です。
そのため、不景気になると倒産してしまい、入居後のアフターサービスを受けられなくなる可能性があります。
また、規格化・システム化があまり進んでいないため、職人さんの技術力が住宅の品質を左右しがちです。
工務店同士で技術差が大きいため、どの業者に依頼するかが非常に重要になります。
そして、ハウスメーカーのように住宅展示場やモデルハウスがないため、完成後の住宅がイメージと違うケースが少くありません。
住宅着工〜完成までも5〜6ヵ月はかかるため、それに伴う諸費用負担も必要になってきます。
工務店の4つのデメリット
- ハウスメーカーよりも規模が小さい
- 職人さんの技術で品質が左右される
- 完成後のイメージを持ちにくい
- 工事完成まで時間がかかる
設計事務所・ハウスメーカー・工務店の違い
自分に合った業者選びをするためにも、それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで、できること・できないことについて整理していきましょう。
すべての項目を追求することは難しいため、重視する項目を決めて選ぶことが大事です。
できること・できないこと
下記は、設計事務所、ハウスメーカー、工務店を「価格」「設計力」「デザイン」「施工」「アフターサービス」の5つの項目に分け、できること・できないことをそれぞれ「◎」「◯」「△」の3段階評価で表しています。
- 価格(コスト)
設計事務所:△
ハウスメーカー:◯
工務店:◎
- 設計力
設計事務所:◎
ハウスメーカー:◯
工務店:◯
- デザイン
設計事務所:◎
ハウスメーカー:◯
工務店:△
- 施工
設計事務所:◎
ハウスメーカー:◯
工務店:◯
- アフターサービス
設計事務所:△
ハウスメーカー:◎
工務店:◎
設計事務所:割高な価格やアフターサービスが他よりも劣るが、設計力やデザイン性が高い
ハウスメーカー:どの項目も水準以上でバランスが取れている
工務店:デザインの独創性には期待ができないが、コストやアフターサービスは魅力的
設計事務所の選ぶ際に大事なポイント
ハウスメーカーや工務店ではなく、設計事務所に注文住宅を依頼することを決めた後は、事務所選びをする必要があります。
多くの設計事務所があるため、選び方によっては後悔する可能性があるので気をつけなければなりません。
ここでは、設計事務所を選ぶ際に大事な5つのポイントについて見ていきましょう。
- 設計士との相性
- 設計士の経験や実績
- 家づくりの進め方
- 必ず複数人を比較する
- 監理能力
それでは、1つ目のポイントから解説いたします。
1.設計士との相性
設計事務所を選ぶ際のポイントの1つが、設計士との相性です。
大切なマイホームの設計を任せるわけですし、しっかりと要望を伝えるためにも、以下の3点は大事です。
- 人柄が良い
- 話しやすい
- 話しを聞いてくれる
なかには、コミュニケーションがとりづらい人や、自分の価値観を押し付けてくる設計士もいます。
「なんとなく話しづらい」など、相性が良くない場合は要望や相談もしづらいため、不満が残る家ができあがるかもしれません。
仕事と一緒で、気持ちよく家づくりをしていくために、相性の良い設計士を選ぶようにしましょう。
2.設計士の経験や実績
設計士の中には、年齢が若く経験も浅い人もいます。
ノウハウがあまり蓄積されておらず、現場の状況も理解できていないため、建主の要望を形できない可能性があります。
大切なマイホームを依頼するのであれば、経験豊富で実績もある設計士の方が安心ですし、満足度も高いでしょう。
3.家づくりの進め方
打ち合わせにたくさん時間をかける事務所もあれば、あまり時間をかけない事務所もあるなど、設計事務所によって家づくりの進め方は異なります。
以下の点など、事前に家づくりの進め方について話を聞くようにしましょう。
- 打ち合わせのスパン
- 現在手掛けている棟数
- 完成までの予定期間
- アシスタントの人数
事前に確認をしたうえで依頼をしないと「手掛けている棟数が多くて、完成までに思ったより時間がかかる」など、考えていたスケジュールとズレが生じてしまいます。
4.必ず複数人を比較する
業者を選ぶ際に相見積もりをとったり、複数の業者を比較するのと同じように、いくつかの設計事務所・設計士を比較して選ぶようにしましょう。
最初から1つの事務所や1人の設計士に絞ってしまうと、本当に自分に最適なのか正しく判断できません。
5.監理能力
設計事務所は、家の設計だけでなく現場の監理をおこなうのも仕事です。
図面どおりに工事されているか、仕上げに問題がないか、進捗に遅れはないかなどをチェック・アドバイスします。
設計事務所によって現場に足を運ぶペースが異なるため、どれぐらいのペースで通うのか聞くようにしましょう。
足を運ぶ回数が多いほど適切な監理がしやすくなるものです。
また、施工業者の選び方についても聞くようにしましょう。
設計事務所と繋がりの強すぎる業者だと、馴れ合いから監理が甘くなる可能性もあります。
- 現場に足を運ぶペース
- 施工業者の選び方
これら2点から設計事務所の管理能力の高さを推測できます。
設計事務所のメリットデメリットまとめ
今回は、設計事務所やハウスメーカー、工務店のメリット・デメリットや違い、設計事務所を選ぶ際に大事なことについて紹介いたしました。
あらためて大事なポイントをまとめると、以下の3点が挙げられます。
- 設計事務所は、デザイン性や自由度が高く好みやライフスタイルを活かせる
- ハウスメーカーや工務店よりもコストやアフターサービスは劣る
- 事務所を選ぶ際は、設計士の相性や経験、監理能力などを比較することが大事
「独創性があるおしゃれな家で暮らしたい」
「家族のこだわりを妥協することなく形にしたい」
そういった方は、設計事務所で注文住宅を建てるのが合っている可能性があります。
ぜひこの記事を参考に、業者選びを進めてみてください。
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