スウェーデンハウスの注文住宅をプロが徹底解説!坪単価や評判と12の特徴

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<記事の情報は、2023年9月7日時点のものです>

スウェーデンハウスは1984年に設立された北欧スウェーデンの輸入住宅を取り扱うハウスメーカーです。

スウェーデンでは当たり前のように存在する100年住宅を理想としており、その耐久性と快適な住まいを日本にも送り届けたいという思いを持っています。

スウェーデンハウスの特徴でもある、気密性・断熱性に優れた住宅を広げるために、「全棟高性能保証表示システム」を他の住宅メーカーに先駆けて開始。

断熱性能(U値・Q値)、気密性能(C値)を一棟ごとに計算・測定を行い、その数値を引き渡し時にオーナーに表示をしています。

それではスウェーデンハウスの特徴を見ていきましょう。

また本文に入る前に、家づくりにおいて最も重要なことを伝えさせてください。

マイホームを建てたい!と考えたら、何よりも先に始めなければならないことがあります。

それは、「出来るだけ多くの住んでいる地域に対応している住宅メーカーの資料集めすること」です。

ここだけの話、家づくりで後悔している人のほとんどは、この「住宅メーカーの比較」を怠っていたというケースが非常に多いのです。

例えば、5,6社見ただけで住宅展示場で一目惚れした家に決めてしまったり、営業の人の話に流されてしまったり・・・。

ほとんどの人にとって家は一生に一度の大きな買い物。

後から、改築や建て直しをすることになり、何千万円もの損をしてしまう方も実際に存在します。

そんな失敗をしないためにも、事前に多くの住宅メーカーのカタログを集め1度は比較してみることが何よりもまず最初にやるべきことなのです。

「でも数多くある住宅メーカーからカタログを取り寄せるなんて、時間もかかるし面倒くさい」

ほとんどの人がそう思うでしょう。

そこでぜひ活用してほしいのが、SUUMOのカタログ一括請求サービスとNTTデータグループが運営する家づくりのとびら

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「予算的にハウスメーカーは厳しい。。。」

「絶対に知名度のある会社がいい!」

このように先入観を持つのではなく、まずは必ず1度出来るだけ多くの住宅メーカーに目を通して下さい。

最初は比較対象じゃなかった会社や、名前も知らなかった会社が実は自分たちにとってはベストな住宅メーカーだったという方は非常に多いです。

後から取り返しのつかない後悔をしないよう、面倒くさがらず資料を取り寄せてしまうことをおすすめします。

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それでは解説を進めていきます。参考にして下さい!

スウェーデンハウスの注文住宅の坪単価はどれくらい?

スウェーデンハウスの坪単価の目安は80~90万円が相場になっています。

数あるハウスメーカーの中でも比較的高い水準といえるでしょう。

スウェーデンハウス12の特徴

それではスウェーデンハウスの特徴をみていきましょう。

1.スウェーデンハウスの工法と耐震性能

スウェーデンハウスでは木質パネル工法が用いられています。

6面体の箱によるモノコック構造で床や天井、壁が一体化されており、面の力で建物を支えるため高い耐震性があります。

この木質パネル工法をスウェーデンハウスではモノボックス構造と呼んでおり、構造材と構造用合板でつくられた壁パネルを接合することで、地震による揺れを受け止めています。

接合金物には基礎と耐力壁を緊結するホールダウン金物、土台と基礎を連結するアンカーボルト、外壁パネルと床組をつなぐ帯金物、内部耐力壁の端部を床と緊結するフレームコーナーを使用。

強い地震に耐える住宅を作り上げています。

また、耐震実験では阪神・淡路大震災の2倍の揺れを与える実験を繰り返し行い、大規模な補修が必要ない程の高い耐震性を実証しています。

事実、阪神淡路大震災では103,906棟もの家屋が全壊したという調査報告がなされています。

大切な家族を守る為にも、家づくりにおいて最低限の地震対策はしておくべきなのは間違いありません。

住家被害では、老朽木造家屋の全壊及び 1階部分が倒壊した事例が多く、一方、外見上の損傷がなくとも基礎部分を含む主要講造部が致命的な損傷を受けている。

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家屋の倒壊は、神戸市から梅岸に沿って東側に集中しており、人的被害の発生と地域をほぼ同じくしている。
出典:阪神・淡路大震災の概要と被害状況|内閣府

 

言うまでもなく、耐震に関しては家づくりにおいて最も重要な項目の一つと言っても過言ではありません。

スウェーデンハウスの資料にも耐震対策はしっかりと明記されているので必ず確認をしておくようにしてください。

2.スウェーデンハウスの注文住宅の気密・断熱性能


スウェーデンハウスでは断熱材にグラスウールを使用しており、外壁パネルに充填する方法になります。

外壁にはグラスウール厚さ120mm、床下にはグラスウール厚さ200mm、天井にはグラスウール厚さ300mmの断熱材が充填されています。

また、壁パネルの接合部にグラスウールを挟み込み、その上から防湿フィルムで保護することで住宅の気密性を高めています。

さらに床と壁の継ぎ目には、気密パッキンとガイドレールを施工して隙間をなくしています。

窓には木製サッシの3層ガラスを採用。木製サッシはアルミサッシに比べて1800倍の断熱性能をもっています。

断熱材については下記の記事で詳しく解説をしています。

関連記事⇒断熱材にはどんな種類があるの?7つの種類別に価格や性能をプロが徹底比較

3.スウェーデンハウスの防音性能


3層ガラスには高い遮音性能も備わっています。

これにより外部への音漏れや外部からの騒音を減らすことができます。

JIS(日本工業規格)のT-2等級をクリアしており、交通量の多い大通りにあたる80dbの音を48dbまで下げることができます。

その他に、厚みのある外壁パネルは80dbの音を36dbまで減音してくれます。

36dbは静かな公園や図書館の中と同等のレベルです。

ガラスの厚さは3枚のガラスが合計12mm、2つの空気層が24mmとなり、ガラス部分の厚みは合計で36mmにもなります。

4.スウェーデンハウスの換気・通気方法

換気は第一種換気の24時間熱交換型換気システムになります。

給排気をともに機械で行うため計画的な換気が可能となります。

換気システム本体には微小粒子用フィルターが取り付けられており、埃や花粉、PM2.5などの侵入を抑え、汚れた空気を綺麗にして送り出します。

なお寒冷地では「ダクト式セントラル換気システム」による第三種換気方式を採用しており、機械を使ってダクト配管から集中排気し、室内の圧力差を利用して換気スリットによる自然給気を行っています。

通気では、外壁通気工法(壁内通気工法)を採用しています。

外壁材下面の換気口ら空気を取り込みが壁の中を通ります。空気は壁の中を上昇し壁内の湿気も一緒に運び、小屋裏を通って換気口から排出されます。

また、小屋裏の湿気は軒先から外気をとり入れ、壁内を上昇してきた空気と共に排出される仕組みになっています。

床下の換気対策には基礎パッキンで換気を行い、床下に防湿フィルムを敷き詰めることで乾燥状態を保っています。

スウェーデンハウスでは22年経過したモデルハウスの壁内を調査した結果、柱や木質パネルの乾燥状態が保たれ、断熱材にも結露のあとが見られず、年数が経っても住宅が良好な状態を維持できていることが実証されました。

5.スウェーデンハウスの耐火性能

木質壁パネルや石膏ボード、グラスウールなどの不燃材料を使用することにより、標準仕様で省令準耐火構造に対応しています。

火災保険が半額以下になるメリットがあります。

また木製サッシはアルミサッシに比べて防火性能が高く、さらにサッシと窓枠の間に加熱発泡剤を入れることで、火災の際に隙間を塞ぎます。

さらにアングルでガラス全体を固定することで、ガラスの垂れ下がりを防止しています。

この木製サッシ3層ガラス窓は建設省の乙種防火戸の認定を受けています。

6.現地生産と北欧材を使用しているスウェーデンハウス

スウェーデンハウスではスウェーデンの現地工場で部材を生産しており、壁パネルへの断熱材の充填も現地で行われています。

これにより、パネルを建築現場で組み立てる必要がなくなり、品質を一定に保つことができ工期の短縮にもつながっています。

また、スウェーデンハウスはCEマーキングの認定を受けた木材を使用しており、EU加盟国の基準を満たしている製品になります。

木材には樹齢80年前後の木を使用しており、年輪の間隔が狭くなることにより、木の硬さと粘り強さが通常の木材よりも大きくなっています。

外壁の枠組材には通常のツーバイフォー材の1.6倍もの断面積を持つ構造材を使用。高い強度を備えています。

また、木材の強さには常に乾燥状態に保つことが必要になります。

原木から製材した木には多くの水分を含んでおり、十分に乾燥されていない木材を使用すると、変形や収縮が起こり建物の歪みにつながります。

スウェーデンハウスでは、構造材の含水率が15%以下に保たれており、JAS(日本農林規格)の基準である19%を大きく下回っています。

つまり木材が十分な乾燥状態にあることで、住宅の高気密や高断熱が長期に渡って保たれるということになります。

実際に17年経った住宅の壁内部を調べた所、木材の含水率が11%という調査結果が出ています。

これは外壁通気工法により、壁内の乾燥状態が長年に渡り保たれていることを表しています。

木造住宅の勘気については国土交通省のHPで詳しく解説がなされています。

参考⇒木造住宅外皮の換気・通気計画ガイドライン

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7.スウェーデンハウスのシロアリ対策


シロアリ対策にホウ酸を使用しています。

害虫駆除に使われているため、人体に害があるようなイメージがありますが、実際は食塩と同程度の毒性しかありません。

ホウ酸は揮発性がないため、空気汚染の心配がありません。

スウェーデンホームでは、現地の工場で構造材や合板にホウ酸を漬け込んでいます。

また、土台や胴縁、床根太には加圧注入処理を行った木材を使用しています。

この加圧注入処理は通常の塗布処理よりも薬剤が深く浸透するため、経年変化による成分の蒸発や流出を防ぐことができます。なお、ホウ酸を使った木材は見た目が少し緑色になります。

その他に断熱材に使われているグラスウールは、ガラスを原料にした無機質素材のため防蟻性が高い素材です。

床下の土壌にも薬剤による防蟻処理が行われており、徹底したシロアリ対策がとられています。

ホウ酸には木材腐朽菌から木材を守る効果や、金属をサビから守る防錆性も備わっています。

8.スウェーデンハウスではメータモジュールを採用

日本では一般的に尺モジュール(910mm)が用いられますが、最近ではメーターモジュール(1000mm)を採用するハウスメーカーも増えてきています。

しかし、スウェーデンハウスではそれよりも更に広い、1200mmモジュールを採用しており、ゆとりのある空間を実現しています。

また、福祉の国スウェーデンでは一般的なバリアフリー、920mm幅のゆったりとした階段など住みやすい環境づくりを行っています。

高齢者や身障者の方に寄り添えるように配慮された作りになっているのですね。

9.スウェーデンハウスの外観・室内デザイン

主力商品の「アルム」は大きな三角屋根と窓が特徴的です。

いかにも北欧のデザインといった感じでとてもおしゃれです。それ以外にも切妻タイプの「グラン」、寄棟タイプの「リンド」があります。

それぞれ下屋があるタイプもラインナップされています。

ちなみに「下屋」とはメインの屋根から1段下がった位置にある屋根のことを指します。

その他に、平屋タイプの「ビヨルク」もあります。

室内では無垢材のフローリングやパイン材の室内ドア、スウェーデンのクロスなどを使用するなど、デザインにこだわりを持っています。

壁面や天井にパイン材を張り付けて、木の香りを楽しむこともできます。

スウェーデンハウスは北欧風の建物ですが、日本の和のテイストをとり入れた室内デザインをすることも可能です。

自由設計だからこそオリジナリティを実現できるわけですね。

10.スウェーデンハウスのZEH「ヒュース エコ ゼロ」

住宅の断熱性能や省エネ性能を高めて消費エネルギーを削減し、太陽光発電などによりエネルギーを創ることで、年間の一次消費エネルギー量をゼロ以下にする住宅をZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)と言います。

スウェーデンハウスでは、ZEH仕様の商品「ヒュース エコ ゼロ」がラインナップされています。

ZEHの為の断熱性能基準を標準仕様でクリアしているために、少ない導入コストでZEHに対応することができます。

また太陽光発電での創エネにおいても、住宅の高断熱性能により少ないエネルギーでエネルギーゼロを実現することができます。

11.スウェーデンハウスのメンテナンス・アフターサービスや長期保証

スウェーデンハウスのアフターサービスとして50年間の無料定期検診システム「ヒュースドクトル50」があります。

引き渡し後に3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月・24ヶ月・4年・7年・10年目の合計7回の定期点検を実施。

その後50年目まで5年おきにメンテナンス箇所のアドバイスを中心とした定期検診を行います。

また、オーナー専用のサイトで点検、検診、メンテナンスの記録を見ることができます。

セルフメンテナンスの登録を行うことも可能です。

また構造躯体に関して、必要なメンテナンス工事を行うことで、標準の保証期間にプラスして10年間保証が受けられるシステムもあります。

ハウスメーカーのアフターサービスについては下記の記事で詳しく解説をしています。

関連記事⇒ハウスメーカーのアフターサービスはひどい?プロが教える保証内容やメリットと注意点

12.高い評価と住みやすさを兼ね備えているスウェーデンハウス


スウェーデンハウスはお客様からの評価が高いハウスメーカーです。

また、イエカウでも最新のハウスメーカーランキングを公開しています。合わせてハウスメーカー選びの参考にしてください。

関連記事⇒ハウスメーカーランキング2019【完全保存版】建築士がおすすめする39社

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スウェーデンハウスの注文住宅まとめ

スウェーデンハウスはデザインや価格面において、他のハウスメーカーとは一線を画しています。

特に断熱性や気密性に自信を持っていることが良く分かり、その高い性能は創業当時から変わらない100年住宅を理想とする家づくりにあらわれています。

また、地震の多い日本に対応するために高い耐震性も備わっており、住宅づくりにおける意識の高さも見て取れます。

住宅価格としては高めですが、口コミなどの評価の高さからも、十分な魅力と品質が住宅に備わっていると言えるでしょう。

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